ギブアンドギブ
受け取った人の立場で考えてみます。
何かをくれた人、その人が何の見返りも期待せず、ただ、それを
受け取った人の喜ぶ顔が見たい。
何かをもらったとき、そういう気持ちが伝わったら、受け取った人は
とても嬉しくなりますね。
また、嬉しくなるだけでなく、こんなにいい人のためなら、ぜひとも
何かの役に立ちたい、と言う気持ちになってきます。
それを、物でお返しすることもあるでしょうし、働いて返すことも
あるでしょうし、貴重な情報を伝えることで返すこともあるでしょう。
有形無形に、その人の応援をすることもあるもかも知れません。
ただ、それらの行為の根源は、「この人の役に立ちたい」というもの
です。
見返りを期待せずなにかを与える方が、あらかじめ見返りを期待して
何かを与えることより、結果的には、はるかに大きな見返りがあるよう
なのです。
何かを与えること、それは物を与えることだけではありません。
相手を励ますこと、応援すること、働いてあげること、貴重な情報を
伝えること、これらはみな、与えることです。
いつもお世話になっている人に対してだけ与えるのではなく、
疎遠な人にも、ふと思い出した人にも、声をかけ、何かを与えてみては
いかがでしょうか。
見返りを期待せずに、ただ与えるだけ。
そうすれば、不思議と、それ以上のものが返ってくるようです。
期待した場合は、返ってきても、同等なものか、それ以下の場合が
ほとんどです。
福沢諭吉が残したと言われる心訓の一つに、次のようなものが
あります。
世の中で一番尊いことは、人のために奉仕して、
決して恩に着せぬことです
「人のために奉仕して決して恩に着せぬ事」は、尊いだけでなく
豊かになる秘訣でもあるようです。
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